STORY:
スタジオシンクロールのモデルハウスに位置付ける、自宅兼アトリエ。
私たちが今後住宅を設計していく上で標準仕様として推奨したい手法や材を取り入れています。
地域に開かれた家を目指し、象徴的な49本の垂木のかかる大屋根と土間空間で、外と内を緩やかに繋ぐ間取りを実現。
構造材には燻煙乾燥させた県産材を使用し防腐・防虫効果を高めるとともに、山と森の木の循環にも寄与したいと考えています。
外壁の断熱材には自然素材系のジェットファイバー、壁の仕上げは漆喰、珪藻土、自然塗料などの自然素材を厳選して使用しました。
また、元々この土地に建っていた古家の記憶を残すべく、解体材は薪として、外灯や箪笥はメンテナンスをして使用、建具のガラスは作家さんの手によって小皿に生まれ変わりました。