まったくの偶然なのですが、
木曜クラスが始まる少し前に、
アトリエのウッドデッキで小鳥が死んでいました。
(おそらくガラス窓に激突したのかな、と)
造形教室が始まる前に
土に埋めようかとも思ったんですが、
おりしも、今日のテーマは
土の中の世界。
鳥から伝えられることがあるような気がして、
子ども達がやって来るのを待って、
みんなで土に埋葬しました。
こんな風に、
土の中には死んでしまった命が埋まっていたり、
逆に土の中から生まれる命もあるんだよ、
という話をして創作をスタートしました。
なかなか実感をもって触れることのない
死と生に触れたからか、
なんというか、
私の感覚として、
みんないつもよりも
筆に気持ちがのっていた気がしました。
みんな、いつもと違う表現にチャレンジしてくれたし。
伝わる作品ができたように思います。
臨床美術って?と聞かれると
「五感を刺激しながら創作するんです」と
お答えしているんですが、
私自身が何かが飛んできた時に
スルーせずに感じ取れる感覚を持っていないとな、
五感をゆるめておかなければな、
と思った回になりました。
鳥さん、ありがとう。